志摩市浜島町は港町。
なかでも伊勢エビが豊富に獲れることから、「伊勢えびの町」を宣言。
また町内の三重県水産技術センターでは世界で初めて伊勢エビの人工孵化に成功、
町には大きな伊勢エビの模型があるなど、まさに"伊勢エビ王国"。

浜島港は志摩半島・英虞湾の湾口、北西部にあります。 沖には栄養豊富な黒潮が流れ、古くから風待ち港として栄えてきた天然の良港。 とくに湾曲の多いリアス式海岸からは、あちこちから絶景が眺められることでも有名です。 遠洋漁業基地として重要な位置を占める港でもあります。毎年6月に行われる一大イベント、 「伊勢えび祭り」も有名です。(ただし、この時期は伊勢エビ禁漁期。生の伊勢エビは食べられませんので、ご注意!) 浜島港の伊勢えびは色艶のよさ、大きさ、身のつまり具合などが最上の極上品。 船上での扱いも細心の注意を払って行われ、市場でのセリも身を傷つけないように、水槽に入れたまま行われるとか。
志摩半島で豊富に獲れる伊勢エビ。 三重県では産卵期の保護のため、5月1日から9月30日までは禁漁、 10月1日の最初の漁で水揚げされた伊勢エビは、伊勢えび祭保存会によって伊勢神宮に奉納されます。

伊勢エビは刺し網漁。立てかけた網に、刺さるようにして伊勢エビがかかるため、 こんなふうに呼ばれます。 毎日夕方、岩場近くに刺し網をして、夜中に活動する伊勢エビを捕らえます。 翌朝5時頃、漁師さんはそれを獲りに行くのです。 土曜以外、漁は毎日行われますが、月夜の明るい晩はできません。明るすぎて、エビに網が見えてしまうらしいのです(!)。 「お月さんが出てなくて、波が荒いとようかかる」と、浜島港の漁師さん。 「でも最近は安なったな。港で1kg4500円くらいや。ちょっと前までは7000円はしとった。みんな魚、食わんようになったから」。 伊勢エビだけでなく、様々な魚があがります。定置網漁をする八代丸は、この日はたくさんのアジ、カマス、タイが。それでも大漁のときはこの何倍も獲れるらしいです。

その八代丸の大将柴原さんが開いた魚料理の店が、港のすぐ近くにある「網元の店・八代」。 とにかく、とれとれの魚がめいっぱい食べられます。 今から約12年前、自分たちの獲った魚を食べられる店があるといいな、と始められたそうです。
「気まぐれに開いたんや…(笑)」と小さく呟く大将。 大将は包丁は握らず、「店では遊んでるだけや」。 若い板前さんが腕を振るいます。
店内には地元画家の柴原皖さんが描いた浜島の魚の絵がたくさん。ネタケースにはさっき獲った魚が並びます。 こちらの名物は「伊勢えび大漁丼」。3150円。 浜島港で仕入れた伊勢エビと、大将の獲った魚の刺し身がご飯の上にどーん!その量と種類の多さ、新鮮さに圧倒されます。


立派な「鯛の塩焼き」は、時価。
ほかに、「はぎ鍋」840円、「白身魚の釜飯」840円などというそそられるメニューも。
さっき獲れたアジがまぶしい「お造り盛り合わせ」1260円〜。
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網元の店 八代 |























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