

伊勢神宮をはじめとする、伊勢・志摩・鳥羽の定番観光スポットから
地元テレビ局が見つけた穴場スポットまで、ご家族でも・友達同士でも
楽しめる伊勢・志摩・鳥羽の食・遊・学・泊の魅力をお届けします。



御船代(みふなしろ)とは御神体を納めた御樋代を入れて神殿に安置する器をさします。 御船代祭はそのための御用材を伐るにあたって、木の下に坐す神をお祭するお祭で、内宮は、 まず正宮、次いで第一別宮である荒祭宮、最後に月讀宮など9つの別宮。 外宮も正宮、第一別宮の多賀宮、土宮以下3別宮と、それぞれ3回ずつ行われます。
内宮の御船代祭は9月17日、神域を流れる島路川のほとりで行われました。 神職や物忌の童子、小工等の祭列は斎館を出、五丈殿前でのお祓いとご正宮や別宮での拝礼を終えて川辺に向い、緑に包まれた祭場で御船代祭が行われます。
川辺の清々しい祭場に五色の幣を立て、白い斎服の神職や青い素襖(すおう)の小工らが並ぶ祭の光景は美しいものですが、中でも、9別宮のお祭は特別です。
川に沿ってずらりと並んだ9つの祭場で、9人の神職が同時に祝詞を奏上する様子はとても壮観です。
外宮では、19日の午後、土宮の前の祭場で同じように3回のお祭がとりおこなわれ、 木曽の御杣山では、それぞれの祭に時刻を合わせて昔ながらの三ツ尾伐り≠ナ御料木が伐採されました。
御船代祭で祭の要となるのは物忌の童男童女たち。
祭のなかでは八度拝や献饌に続く「刈り初めの儀」などで忌鍬や忌鎌を捧げ持つ重要な役割です。 今回の物忌は、内宮は森晃三郎君(9)、石垣仁識君(9)、久田祥太君(9)の3人の男の子、外宮 は土井真帆さん(8)、音羽真澄さん(8)、立野佐奈さん(8)の3人の女の子がつとめました。
平安時代さながらの装束に浅沓姿の子どもたちに、参道からは「かわいい」と声が上がりますが、童男童女らはみな、初めての大役にはりつめた面差し。 慣れない浅沓で玉砂利を踏みしめて参進し、小さな手で鍬などを持ち上げ、一生懸命に頭を下げます。
その姿はいじらしく見る者の心を惹きつけますが、同時にそのあどけない無心さが神様に通じるといいます。

※今後の祭事行事の斎行月の表記につきましては、前回の神宮式年遷宮を参考にしていますので変更となる場合があります。